半空間における放物型方程式の初期値境界値問題に対する最大正則性を考察する. DirichletおよびNeumannの非斉次境界項をもつ初期値境界値問題に対し, 斉次Besov空間上で時間について端点である最大\(L^1\)正則性を導く. 境界ポテンシャルとLittlewood-Paley2進分解の概直交性が証明の鍵となる. 本研究は小川卓克氏(東北大学)との共同研究に基づく.
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