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横山 俊一氏

  • 講演者 : 横山 俊一氏  (首都大)
  • 題目 : Julia 言語を用いた新しい数論パッケージ Nemo について
  • 日時 : 2019年10月23日(水)16:30 〜 17:30
  • 場所 : 数学科セミナー室(4号館3階)

abstract

Nemo とは、ドイツ・カイザースラウテルン工科大学を 中心として開発が進められている、数論パッケージの一つである。 既存の数式処理システムとは異なり、動的かつ多重ディスパッチを 許容する新しいプログラミング言語 Julia を採用しており、さらに Flint, Arb, Antic といった既存の高速ライブラリを最大限に活用する 機構をもつ。そのため、従来の数式処理システムの実行性能を 大幅に上回ることのできる実装がいくつか存在する。 本講演では Nemo ベンチマークの相手として Magma を用い、 Magma を上回る(現時点で世界最速の)性能を発揮できる Nemo の実装例とその理由を実演を通して解説する。 その上で、Magma を超えられない例もいくつか挙げ、Nemo の 更なる高速化に向けての展望を(時間の許す限り)お話ししたい。

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  • 最終更新: 2021/02/11 10:13
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