反応拡散系には,さまざまなパターンダイナミクスが数値計算により知られて いるが,数学的に証明することは難しい.ここでは,FitzHugh-Nagumo方程式 を取り挙げ,そのダイナミクスを応用と共に紹介する.空間1次元の場合に, FitzHugh-Nagumo方程式の特異極限問題を考えることで,解の大域挙動が調べ ることができ,3通りの挙動に分類できることを紹介する.
なお,本談話会は東京理科大学総合研究院数理モデリングと数学解析研究部門との共催です. [<6>]