\(F_0=0, F_1=1, F_{n+2}=F_{n+1}+F_n\) で定義される、 いわゆるフィボナッ チ数列が、どんな $n$ に対し平方数 になるか、平方数の2倍になるか、という のは古い問 題で、今は完全に解決されている。(1967年。ちなみ に講演者は 1968年生まれ。)今回はこのような2階の 線形漸化式で定義されるある種の数 列が、いつ2倍の 平方数になるか、平方数になるかについていくつかの 結果 を与えることを目標とする。(今回の話の内容は、 大分大学の寺井伸浩氏と の共同研究によるものであ る。)
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