細胞性粘菌は特徴的なライフサイクルを持つことが知られている. 我々は,このライフサイクルの早い段階における細胞性粘菌の挙動(パターン形成と パターン変化)を研究するための偏微分方程式モデルを導出した. 我々はこのモデルを Allen-Cahn-Keller-Segelモデルと呼んでいる. 本講演では,この偏微分方程式モデル の導出と,この方程式に対して得られた結果をお話したい. 本講演は,三村昌泰氏(明治大学)およびDanielle Hilhorst氏(Univ. Paris-Sud, CNRS) との共同研究に基づく.
[<6>]