向き付け可能な閉曲面の1次有理ホモロジー群が生成する自由結合代数(テンソル代数)に対し, そのシンプレクティック微分全体のなす集合は自然なリー代数の構造をもつ. そのリー代数のアーベル化の導出と, その結果をKontsevichの定理に適用して得られるリーマン面のモジュライ空間のコホモロジー群への応用について, 背景や関連事項とともに紹介する(森田茂之氏と鈴木正明氏との共同研究).
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