第09回

  • 講演者:吉永 正彦 氏(京都大学大学院理学研究科)
    • 題目:周期と実数の計算論的複雑性について
    • 日時:平成23年1月12日(水)16:30〜17:30

Kontsevich と Zagier によって導入された複素数の部分集合「周期」はすべての代数的数といくつかの有名な超越数を含む可算集合であり、 数のクラスとして重要だと考えられている。 一方でTuring が1936年に、「計算可能実数」というクラスを定義して、 実数に計算論的複雑性によるヒエラルキーを導入するアイデアを提出している。

今回の講演では「周期」の計算論的複雑性を測るという話を紹介する。

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