ケーラー多様体において、偏極多様体が定スカラー曲率ケーラー計量をもとことと、 多様体が \(K\)-polystableであることが同値であるという予想があり、現在も活発に研究されています。 この予想の特別な場合として、ファノ多様体上のケーラーアインシュタイン計量の存在問題が考えられます。 本講演では、多様体がトーリックである場合に得られた結果をもとにファノ多様体のK-安定性についていくつかの考察を説明する予定です。
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