IV型領域上の保型形式をフーリエ・ヤコビ展開すると、 その展開の係数にはヤコビ形式があらわれる。 ならば、逆に、形式的にヤコビ形式たちの和を作った場合、 それは収束してIV型領域上の保型形式になるであろうか。 本講演では、この問題に対してある程度一般的な解答を与え、 その応用として、齋藤・黒川リフトやボーチャーズ無限積の 収束性について論じる。
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